
うちにやってきても1ヶ月ちょっとになるインドホシガメのドラコ。
元気に動いている。
うちに来たときは4センチ弱。
いわゆるインドホシガメに多いピンポンサイズというやつだ。
ピンポンサイズは小さくて可愛いけど、まだまだベビー。
人間でも新生児は大変なのと同じだ。
大抵の書籍やネットには飼育が大変で初心者には薦められないと書いてある。
でも私はあえてそのサイズを選んだ。
もちろんもしかしたら「死んでしまうかもしれない」という覚悟はある。
それではなぜ選んだのか?
それは絶対に死なせないという自負があったから。
もちろん多産性の動物である以上、産まれ持って弱い個体もあるだろう。
でもそれはどの動物でも一緒。
問題は飼育方法にある。
そんなにホシガメベビーの飼育が難しいのか。
実は最近になってインドホシガメの飼育方法が確立されてきたからだ。
「ホシガメを死なせてしまった!」
と書いてある個人のサイトやブログで紹介されている飼育方法には幾つかの共通点がある。
それは飼ってから数週間後にエサを食べなくなり、動かなくなり、数ヵ月後に死んでしまうパターンだ。
そしてそのほとんどが可愛いからといって、頻繁にケージの外に出している。
これではインドホシガメのベビーは生きられない。
そもそもインドホシガメは日本にはいない。
生息しているのはインド、スリランカの周辺国。
日本とかなり気候が違う。
それではどうすれば良いのか?
それは次の3点を守ればよい。
① 高湿度で飼う!
② 高温度で飼う!
③ 密閉する。
古い書籍にはホシガメは乾燥を好むといった記述がされている。
私が読んだ中ではこの記述は2文献で確認できた。
これは完全な間違いだ。
一番ひどかったのはあるリクガメサイトに「除湿機を設置!」なんて記述もあった。
これは殺せと言っているようなものだ。
ホシガメのベビーはかなりの湿度を必要とする。
これでもかってぐらいに上げてやるぐらいがいい。
だいたい80%。
温度は高と低の部分を作り、高の部分で38℃前後、低の部分で33℃。
わが家では最低でも35℃を維持している。
この温度と湿度を常に維持するには、ケージの密閉を試みる。
実はこれが大事。
いくら温度、湿度を上げようとしてもこれらが漏れてしまっては意味がない。
しかしある程度の通気は必要なので、うちの場合は60センチ水槽に木でふたをして密閉している。
ライトなどは木のふたにステーを利用して付けている。
そうすると、ケージの中は温室状態に。
湿度UPに霧吹き、水場の設置、濡れたタオル、スポンジをケージの中に入れてある。
これである程度の湿度は保てる。
加湿器をケージの中に入れることが出来れば一番いいのだけれど、
電気代のことを考えてこの方法にしている。
そして可愛いからといってやたらとホシガメをケージ外に出さないこと。
せっかくケージ内が良い状態になっているのに、ケージ外へ出すことによって、体調を崩してしまう。
リクガメは冷気を嫌う。
家の中がサウナ状態であれば問題ないが、普通はそんなことはない。
ちなみに同じホシガメでもビルマホシガメはまたちょっと違うので要注意。
また乾燥系リクガメとされる、ギリシャやロシア、ヘルマンなどは全く飼育方法が違うので、これもまた要注意。
以上のことを踏まえれば、私は初心者でもインドホシガメのベビーの飼育をオススメする。
なんせ私が初心者なのだから。

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